下肢の痛み・痺れは、椎間板ヘルニアが原因か?

1911年、アメリカの医学博士が次のような論文を発表されました。
『下肢の痛み・痺れは、椎間板ヘルニアによる神経の圧迫が原因』
この論文で世界中の医師は、腰痛の原因はこれだと信じ、いまでも、椎間板ヘルニアの摘出手術を行う病院が多いと聞きます。

ところが、近年、アメリカ・イギリス・ノルウェーの医学博士が、
『椎間板のヘルニア部分は、神経より柔らかいので、神経を圧迫することはできない』
という内容の論文を次々に発表されていると聞きました。

若い人が腰椎椎間板ヘルニアになりやすい?

腰椎椎間板ヘルニア
出典:google.co.jp

腰椎椎間板ヘルニアの場合、若い人が症状が出やすい傾向にあります。
理由は、椎間板の構造にあります。

椎間板とは、上下の椎体(背骨)の間にあります。ヘルニアというのは、「何かが飛びだすこと」です。

この椎間板は水分を多く含んでおり、水分が多いと、出るものが多い。
高齢化していくと、水分が少なくなって出るものが少ない。
年齢と共に体内の水分が減少します。

椎間板の水分量は、子供の頃は88%、老人は66%になるという文献があります。
だから、若い人ほどヘルニアで坐骨神経を圧迫しやすくなるので症状がでる。と言われています。

「レントゲン・MRIで椎間板が薄くなっている?」と、いわれてもそんなに気にする事はないと思います。

年齢と共に水分が少なくなって椎間板は薄くなります。
椎間板が薄くなることでヘルニアが出る、というのは関係なさそうです

また、標準整形外科学の本には「ヘルニアとして出ている部分は、貪食細胞に食べられ、ヘルニアは3カ月~6ヶ月程度で自然消滅する場合がある。」と書かれています。

椎間板ヘルニアは腰痛や脚の痺れの原因ではない?

「何年も前から東京大学附属病院では、椎間板ヘルニアの手術は行っていません。
なぜなら、椎間板ヘルニアは腰痛や脚の痺れの原因ではない」からだそうです。

「本当に?」と思われるでしょう。
また、数年前から、腰痛の専門家の間では「椎間板ヘルニアは腰痛や脚の痺れの原因ではない」ことが当たり前になってきているようです。

痛みのない人の75%にヘルニアが見つかる

①1995年、カナダBoosらの研究 腰痛学会 volvo賞受賞論文

ヘルニアと診断された腰痛のある患者さん46名と、年齢・性別・職業などを一致させた腰に痛みのない健康な人46人のMRIを撮り、研究内容の知らない医師2人に画像診断してもらうという実験を行いました。

その結果、痛みのない健康な人46人の75%にヘルニアが見つかりました。

つまり、腰痛のある患者さん46名の内、75%の人にとっても、ヘルニアが痛みシビレの原因ではない可能性が高いということです。

※volvo賞とは、腰痛学会でのノーベル賞のような権威ある賞のことです。

②ためしてガッテン 2011年11月16日 「驚異の回復!腰の痛み」より

ヘルニアを切除して神経の圧迫が無くなったのに、痛みが消えない人やヘルニアがあるのに痛みがない人が続々とみつかりました。

これはヘルニアが痛みシビレの原因ではなく、実は他の原因がありうることを示しています。

「ヘルニアがある=痛い」とは限らず、今までの「ヘルニア説」は当てはまらないことが、明らかになっています。

つまり、病院で治療を受け続けているのに症状が改善しない場合、あなたの痛みシビレはヘルニア以外の可能性が高いということがわかります。

原因が別にあることが多いので、手術を受けても改善しない、若しくは再発するケースが続出しているわけです。

以上から、北九州整体院も「椎間板ヘルニアは腰痛や脚の痺れの原因ではないことが多い」と思っています。

手術して改善する人がいるのは事実です。

しかし、これは、椎間板ヘルニアを除去して症状が取れたのではなく、手術の際に使う麻酔や筋肉弛緩剤等により、たまたま原因の筋肉が軟らかくなり、改善したと考えらないこともないですね。

また、手術をしたとしても、3週間から長くても3年もすれば、また痛みが再発する場合が多いと言われています。

手術しか選択肢がない場合もあります

手術が必要なのは、麻痺がある、一部の患者さんに限られます。

麻痺とは、大きく分けると感覚麻痺と運動麻痺があります。
感覚麻痺とは、触れられているという感じや、痛みや痺れるという感覚がない状態です。

運動麻痺とは、下肢が動かない、等などの状態をいいます。
つまり、歩くこと立つことが難しくなり、痛みも感じません。
こうなると、整体の治療範囲を超えますので、どうする事もできません。
一刻も早く手術が必要です。
ただ、どこまで回復するかは手術してみなければ分からないのが現状のようです。

椎間板ヘルニアの手術をしてしまうと

後方から手術をする場合、脊髄神経後枝の切断は避けることができません。
脊髄神経後枝とは、脊柱の後ろにある中心部分の筋肉に関係している神経で、これが切断されることで、背筋の筋力は、約2年間は術前の状態まで戻らないと言われています。

さらに、この神経が切断された部分の筋肉は硬くなる可能性があり、新たな腰痛が発生する場合も考えられます。

また、手術をしてしまうと、どのような方法であれ、必ず、腰の筋肉に損傷を与えてしまいますので、術後に症状が残っている場合や再発した時などで、北九州整体院の施術を受けても時間がかかる事もあります。

まだ、ヘルニアを手術する医師は、古い知識のままか、本当のことを知っているにもかかわらず続けているかのどちらかだと思います。

いかかですか?ここまで読まれた賢明なあなたは、椎間板ヘルニアが腰痛の原因ではない可能性があることは、ご理解いただけたことでしょう。

腰痛や下肢の痺れの本当の原因は、?

椎間板ヘルニアが原因でないとするなら、なぜ、こんなにも痛みや痺れが出るのでしょう?

結論から申し上げます。

腰痛や下肢の痺れの本当の原因は、
「腰の筋肉・筋膜など軟部組織が硬くなって、神経への強い刺激で腰痛や下肢の痺れ」が起こっていると考えられます。

なぜなら、
北九州整体院で下肢の痺れを伴う椎間板ヘルニアの臨床によると、
「但し、ヘルニアで下肢の痺れは起こらないとの前提で治療に臨んでいます。」

腰椎横の硬い軟部組織に圧を加えると痛み(ピリッとする、ズンとするなどで表現する場合もある)が見られ、同時に下肢の痺れの変化も多いです。

筋肉・筋膜・靭帯などの軟部組織が拘縮し、それが座骨神経を圧迫することで、下肢の神経付近に何らかの神経症状が発症していると思われます。
この拘縮した軟部組織を緩めることで、下肢の痺れの解消を多く経験しております。

つまり、拘縮した軟部組織さえ軟らかくできれば、たとえ、椎間板ヘルニアでも“痛み”、“痺れ”は、改善する可能性はおおいにあります。
どうか、ご安心ください。

北九州整体院の腰椎ヘルニアの症例

ふくらはぎ外側と足の甲に痛みとシビレで我慢できなくなった・・

  • 2018年2月 北九州市小倉北区 女性 80歳
  • 来院に至った経緯
    2カ月前に右のふくらはぎ外側と足の甲に痛みとシビレを発症。整形外科で腰椎ヘルニア・腰椎分離症と診断された、治療はブロック注射と痛み止め薬を処方されたが、効果がない。
    そのため、整骨院にも通院したが痛みは変わらず。まともに歩くことができない為、仕事を止めた。
    家族が治療院をインターネットで探し北九州整体院を見つけ通院を勧めるが、不安感から気が引けて痛みを我慢していた。痛みが激しくなったので、娘の付き添いで北九州整体院に来院。
  • 問診・検査で確認できた事
    ふくらはぎの外側に硬結と圧痛、足の甲も圧痛を確認。腰部のヘルニア・すべり症は足部への反射はないので、影響は少ないと判断。骨盤背骨の弾力性が低い。
  • 見立て
    疲労の蓄積で背骨の弾力性が低下、さらに右側の腓骨ねじれで、筋膜性の痛みが発症していると仮定できる。
  • 整体施術と経過
    慢性疲労の解消のため骨盤背骨リコイルテクニック(DRT)と下肢の捻じれ矯正をした。初回で主訴の「右のふくらはぎ外側と足の甲に痛みとシビレ」は95%(自発痛)解消し、生活する上での支障が解決した。
  • 同時に起こったこと
    付き添いの娘さんが、80歳の母親の施術を見学し、気持ちよさそうな施術と効果の高さに感動して、娘さん自身の施術を予約をされた。
  • 考察と今後
    慢性疲労からの症状であること、痛みの戻りの可能性があることから、あと1回~2回の通院。その後、予防のため月一回のメンテナンスを提案する予定。

    ※北九州整体院の腰椎ヘルニアの症例であり、効果を保証するものではありません。

最後に

もともと、このようなホームページで、皆様にお知らせするつもりはありませんでした。
技術があれば、宣伝などしなくてもいいと思っていたからです。

しかし考えが変わりました。
「良い施術を提供している自信があるなら、積極的に伝えるべきだ」
そう考え、このようにページを作り皆様にお知らせしています。

ここまでたどり着くまでに、あなたは様々な治療を受けてきたことと思います。
それは、遠回りだったかも知れません。
これからは、痛みのない生活を送っていただける可能性があります。

歩く

腰痛や下肢の痛み・痺れが治ったら何がしたいですか?
その思いを忘れずに腰痛や下肢の痛み・痺れを良くしましょう。私たちも全力でそのサポートをしていきます。